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Moog Music Slim Phatty

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SlimPhatty01.jpg

モーグ(moog)の音を簡単に使える1台。2オシレータ(ノイズなし)、1フィルター、1アンプ、2エンベロープ、1LFOという構成は、複雑な音作りをするには十分とは言えないが、選択肢が少ないので悩まずに済む。LFOでかけるビブラートのなめらかさ、低域の豊かさは、弾いてみる価値あり。音をメモリーでき、それに名前を付けられるのもよい。つまみの周りにLEDが配され、つまみに触らずに大まかな値がわかるのもよい。フィルターにオーバーロードがあり、minimoogのアウトプットループみたいなことが簡単にできる。機能は少ないが、「どうしてこうしちゃったの?」と思わせるところがなく、さすがモーグ博士、と思う。鍵盤がないが、意外と広い範囲の音が出るので、61鍵などと組み合わせるのも楽しい。

参考リンク

サウンド:目次

サウンド:ファクトリープリセット

サウンドコメント
P-00 SLIM NOT SLIM
太さをアピールしたい!という音。けっこう上の方のヌケがよくて、そっちが使えるんじゃないかと思ったのだけれど、カテゴリーが「Bright Bass」になっているようだったので、とりあえず低音で弾いてみた。サブウーハーがばりばり言い、AVアンプは苦しさで冷却ファンを回す。太く重く、まあ、期待される音というやつなんでしょう。演奏のテンポがちょろいのは、お許しください。
P-01 RIPSAW BASS
これもベースだということなので。モジュレーションホイールを上げるとフィルターが上がるのかな?ということで、ホイールを上下させながら弾いてみた。
P-02 UNRULY LEAD
やっとリードが来た。レガートのポルタメント付き。ホイールをあげると、ビブラートなんだろうか?というものがかかる。エフェクトをかけると楽しいかも。
P-03 LITTLE LEAD
MP3を聴き返すとえらく音痴な演奏である…。音色自体はかわいくて、ちょっといじると使えそうな気がする。ピアノをイメージさせるものもある。かわいい音なんだけど存在感があるのは、アナログだからだろうか。
P-04 GRINDMYBASS
モジュレーションホイールを強調して演奏してしまったが、それを上げなければ普通に使える。
P-05 DEEP AND DARK
重みがあって、弾いているとけっこう気持ちのいい音。後半はモジュレーションホイールを上げているが、あまり聴こえないかも。
P-06 ANALOG DRUM
アナログシンセによる太鼓。ホイールを上げるとノイジーになる。後半は、1キーを叩きつつホイールを上下させてみた。
P-07 MINOR SLIDER
ホイールを上げるとリズミックなモジュレーションがかかる。それに合わせて弾いてみた。リバーブやディレイをかけてみたいところ。音がもう少し細い方がいい気もするけど、フィルターでできるんだろうか?
P-08 SYNC SEQ
ホイールを上げるとフィルターが上がるのかな。使い方が、わかるようでよくわからなかったりする。これも音痴な演奏ですみません。
P-09 BRITE LITE
いい感じのリードなんだけど、下へ下がってくるとボトムがあって、moogっぽいかも。
P-10 SQUAREZ
これも下がるとサブウーハーが唸りますな。LFOはスクエアになっている。
P-11 REZZY PAD
単音でPadと言われてもなー、と思いつつ、それは私の考えが浅いのかも、とも思う。
P-12 COLD LEAD
LFOは下降型の鋸歯状波になっている。アタックがちょっと遅い感じがなかなかいい。
P-13 DARK SIDE
低音を響かせてみました。
P-14 ELECTRO SITAR
けっこうシタールっぽいかも。
P-15 SLIPPERY FUNK
なんか、冨田っぽいですね。矩形波のLFOがそう感じさせるのかな。モジュレーションは、私はまだまだ学ぶべきことが多いかも。
P-16 MELLO EDGE
メローだけどエッジがある、という意味なんだろうか?
P-17 FATTUS BOTTOM
ボトムと言われるとこう弾きたくなるじゃないですか。
P-18 CLICK BUG
今、Little Phatty Editorでカテゴリーを見たらベルになってた。気付かずにベース弾いてました。ボトムありますね、やっぱり。
P-19 EBBFLOW LEAD
モジュレーションホイールを上げると風切り音というか息の音というか、が混ざってくるリード。音域はけっこう広く使えると思うけど、音量差があるのでペダル必須かなあ。
P-20 TRIANGLE SUB
ちょっとした音でもボトムが出てくるのが、やっぱmoogなのかな。
P-21 PARALLEL MOOD
低い音と高い音がけっこう間隔が空いていて、それらがパラレルに聴こえる、という含意だろうと思う。オシレータ2にだけ、三角波のビブラートがかかるようになっている。この録音では使っていないが、直付けのエクスプレッションペダルはなめらかで、それを上下させながら弾くのも気持ちがよい。
P-22 BACKWARDSISH
バックにいる女の人の声、なんだろうか。うまくリバーブやディレイをかければ、ちょっぴり冨田風にできるかも。
P-23 DIRTY CHEESE
ちょっと歪が入ったリード。こういう歪を中で作り出せるのは、ちょっといいかも。モジュレーションホイールはWAVEにかかっている。レガートのポルタメントがかかっているが、それを活用できるほどには、私は演奏がうまくない。
P-24 BLIPZ SEQ
シーケンスでポコポコ言わす音なんだろうか、とイメージして弾いてみたが、今ひとつ、私の理解が不足しているように思う。広い音域を記録するために、上から下へ下がってみた。
P-25 MUSH MUSH
マッシュアップのマッシュなのか、それともマッシュルームか?などと考えながら弾いていた。これもモジュレーションホイールはWAVEにかかっている。エフェクトかければ、なんか、雰囲気出そう。
P-26 DISTURBER
DO NOT DISTURB.を連想して、安眠を妨害しそうなぶよぶよした演奏にしてみた。音色作者の意図がどういうものなのかはなかなかわかりにくい。
P-27 SIMPLE DEEP
これは、カテゴリーでいうとSoft Bassだそうだ。それなら低音を弾くので合ってるね。ありがちなベースだけど、いい味出てると思う。
P-28 PULSE BASS 1
モジュレーションをかけなければ普通の音だが、ついつい、モジュレーションをかけてしまった。
P-29 SPARKLE WAH
ワヤワヤいうリード。エフェクトなしでもけっこう聴けるのは、大したことなのかもしれない。モジュレーションは普通に三角波がピッチにかかっていて、それがきれいにかかるのも素敵。
P-30 CUSHION BASS
録音してみたら音が小さかったので、プラグインのコンプレッサーをかけて増量している。ベロシティで音量が変化する。Phattyはベースマシンとしても優れているなあ、と思う。これがあれば、MINITAURは買わなくてもいいのではないかと思うけど、どうなんでしょうね。
P-31 ELECTROSAW
弾いている時はまだカテゴリーを見ていなくて、これはベースなのかリードなのかよくわからんな、と思って弾いていた。Little Phatty Editorで見ると、Bright Bassだそうな。モジュレーションは、方形波がWAVEにかかっている。パネルを見てすぐわかるのも、なかなか好感。
P-32 ARGURU
Artificial Realityの導師なんだろうか。まさかね。Phattyは、けっこう広い音域が使えるので、PC361のような、61鍵タイプで弾く方が面白い。
P-33 DEADROBOT
これのどこが死んだロボットなのかは謎。
P-34 TRON BASS
モジュレーションホイールを上げると上向き鋸歯状波がフィルターにかかる。TRONというのは昔の映画から来ているんだろうか。すごく昔だぞ。1982年だもん。
P-35 GET PLUCKED
LFOは方形波で、オシレータ2にかかっている。LFOのレートが高いので、ノイジーになっていく。ギターをイメージして弾いてみた。これも、音が小さいのが気になって、コンプレッサーでちょっと上げてある。
P-36 STAB ME
「俺を刺せ!」なんだろうか、「刺せるもんなら刺してみやがれ!」だったりして。音楽用語のStabというのはどういう意味なのかなあ。ビートの杭みたいなもんだろうか?
P-37 HOLD4FIZ
4秒鍵盤を押していてね、という意味だろうか。モジュレーションホイールを上げると、オシレータ2がフィルターにかかる。それがノイズを生む。
P-38 OPEN UP
オシレータ1と2を離したリード。カテゴリーはRes Leadであるという。
P-39 SAY WHAA
ウワワワーって言ってごらん、という音だろうか。モジュレーションは三角波をフィルターへ、という設定になっている。けっこう好き。
P-40 MOOG SOLO
おお、プリセットの名前がすごい。こういうものを弾くのはためらわれる。へたっぴーであるからだ。モジュレーションはちょっとかかり過ぎ。自分で使うならちょっと減らすと思う。
P-41 DISTURBANCE
録音する時は瞬間芸で弾くので、Moog側が設定したカテゴリーは知らない。これはBright Leadであるらしいが、「リードだかベースだかわからんなー」と思って弾いていた。スローなアタックのスイープが、なんか、ブラスのスフォルツァンドのようにも感じられる。モジュレーションはフィルターにかかっていて、LFOのレートは速い値にしてあるようだ。
P-42 WAWAWEE
これはSynthらしいが、私はベースだと思ったようで。いい感じのオーソドックスなベースだよね。
P-43 DARK BRIGHT
リリースが長いのにビックリ。オシレータ1は2フィート、オシレータ2は16フィートと、かなり離してある。オシレータのオクターブを離すとどうしてもオルガンぽくなってしまうが、これはオルガンには聞こえない。うまいかも。
P-44 FOR HER LEAD
モジュレーションは、フィルターエンベロープがフィルターにかかっている。それって、意味ないんじゃ?と一瞬思ったが、ホイールを使えるのがいいのか?うーん、わからん。レガートでポルタメントがかかり、エマーソンのフレーズが弾きたくなったりする。
P-45 HARUMPH
フィルターへの三角波のモジュレーションが印象的で、それをうにうにっと弾いてみた。
P-46 HELON I
MP3ファイルを流しながら同じフレーズを手弾きしたらけっこう強力だった。オーバーダブするといいのかなあ。でも、基本としては、MIDIデータで組んで、最後まで録音したくないんだよなぁ。
P-47 TRANSFORMER
トランスフォーマーって、変形合体みたいのだよね。ロボットぽく弾いてみたが、これはSoundFXらしいので、弾き方が間違っているかも。
P-48 NICHE
これもモジュレーションのソースがフィルターエンベロープで、デスティネーションがフィルターなんだけど、でも、ウニウニ言ってるよね。マニュアルを見たら、そのインジケーターは、「フィルター・エンベロープ/サンプル&ホールド」なのだそうだ。ええっ?
P-49 LANSING II
モノシンを両手で弾いても面白いもんですな。
P-50 STAR WRECK
宇宙を飛ぶイメージで弾いてみました。wreckは「めちゃめちゃに壊れたもの」という意味だそうな。
P-51 KARATE
米国人の空手のイメージって、「カラテキッズ」なんだろうか。ロッキーそっくりだな、と思った覚えがある。ちなみに、私は小学校の時に空手道場に通っていたが、緑帯でやめてしまいました。
P-52 MARINE
泣く子も黙る海兵隊員を想像して弾いてみました。この音だけ、ちょっとコンプかけて音量上げてます。
P-53 MEANT4 DRONEY
モジュレーションホイールを上げるとかかるのは、サンプル&ホールドなんでしょうねえ。
P-54 NINTENDO
友人の家でグラディウスをやらせてもらってすごく楽しかった覚えはあるのだけれど、当時の私は、ファミコンに回すお金はなかった。少しでもシンセ欲しかったし…。
P-55 SUPERPOWERS
これは、超能力ってやつなんですかね。テレパシーとかサイコキネシスとか。
P-56 MARINE G II
泣く子も黙る海兵隊員その2、なんだろうか。よくわからない。
P-57 TEE PEE FUNK
どうってことない音にも力がある、と感じさせる1音。
P-58 QUIET JACOB
かわいい。今、この文を書いている時にふとKurzweil PC361を見ると、バックライト切れてる!ということで、動揺を隠せない。
P-59 MIKEY DANCE
ミッキーかと思ったら、マイキーらしい。
P-60 PLAY IN E MOD
E調で弾くべきだったんだろうか?
P-61 FILT REZ KICK
KICKというから最初は下の方の鍵盤を叩いたら大した音がしない。C4(おそらく)とかを叩かなければいけなかったらしい。音程感もあるので、音程を付けて弾いてみた。キックとしても使えるかも。でも、スネアはどれで出すべきなんだろうか。Slim Phattyを複数そろえるか、うーむ。
P-62 GRITTY 9TH
オシレータ1の9度上にオシレータ2があるのね。grittyは、「砂だらけの」「じゃりじゃりする」といった意味らしい。ベロシティの効きがけっこう素敵。ディストーションギターみたいで、こういう音好き。
P-63 DISSONANTTING
調和しない音、といった意図なんだろうか。モジュレーションホイールを上下させて弾くと気持ちいい。こういう音が気持ちいいと思うようになったのは、ここまでSlim Phattyを弾いてきたからだろうか。
P-64 Legato Sweep
こういう音を弾くと、Moogの良さは、歪とボトムなのかなという気がする。三角波のモジュレーションがオシレータ2にかかっているようなんだけど、それだけで、モジュレーションホイールの変化がこんな風になるものなのかねぇ。研究が必要かも。
P-65 HARD TINELEAD
減衰音とリードの両狙い、なんだろうか。モジュレーションホイールを上げるとフィルターが開く、のかな?
P-66 DIRT BUBBLES
冨田的。泥の泡なんでしょうねぇ。
P-67 MASSIVEPWMMOD
モジュレーションホイールがゼロだとPWM(Pulse Width Modulation)はかからない。ここでは、上一杯にして弾いている。上品なPWMだ。minimoogにPWMはなかったけど、うちのminimoogには5G-Modが入っていて、PWMができる(そのため出なくなった音もあるが)。こんな風に使えばいいのかなぁ。
P-68 CHEESE GRIT
GRITって、ここではどういう意味なのか、まったくわからん。チーズカス? トリガリングによって音が変わるのに、弾いた時はそれをちゃんと意識してなかった。ま、下手っつーことさね。
P-69 BBQ SYNC
バーベキューですか。バーベキューというと、私が連想するのは米国のとんでもなく甘いBBQソースなんだけど、それは関係ないか。
P-70 MOUTHFULL
トーキングモジュレーターを連想したけど、どうなんでしょうね。
P-71 GHOSTS FADE
ゴーストバスターズを思い出すぜ。
P-72 REZZY DUALSAW
レゾナンスのかかった鋸歯状波のデュアル、なんでしょうね。こうして聴くと、やっぱり、独特の太さというものがあるような気がする。
P-73 TINY THING
演奏のテンポが乱れるのは、赦してくださいまし。
P-74 WAVE GLIDER
グライドだというからグライドしてみました。エフェクトなしでこれを弾くのって、勇気いります。
P-75 STINGER LEAD
とげのあるリード、ということでしょう。モジュレーションはフィルターにかかってるのね。パネルを見るとそれがわかる(ある程度は)というのは、Slim Phatty/Little Phattyの良さだ。
P-76 DIRTY BEATING
下向き鋸歯状波のモジュレーションがかかった音。大音響で聴くと気持ちいいかも。
P-77 GAME OVER
最初にYMOの某曲を弾いてしまったが、それをそのまま録音するのもどうかということで。
P-78 SLOW SUBSWEEP
カテゴリーは「Evolution」だとのこと。ふむ。
P-79 MODVOX BASS
モジュレーションホイールで人の声っぽくできるベース、と解釈した。
P-80 FILTER DROPS
雨だれを連想して弾いてみた。
P-81 SMOOTH N HIGH
かわいいリード音。プチプチ言うのはフィルターにEGがかかっているから。それを弱めるとなくなる。モジュレーションは三角波がピッチに普通にかかっているだけだが、それがきれいなのはさすが。
P-82 PULSEREZSWEEP
この音色のカテゴリーは「Res Bass」だそうな。リードと思って弾いてしまった。改めて弾いてみると、ベースとして魅力的かも。
P-83 SEKSU BONGO
今ひとつ弾き方がわからない音。でも存在をほどよく主張している。
P-84 SIR WAH WHA
モジュレーションホイールを上げると、ピッチが最大で短7度まで上がる。それでウニウニ言わせてみた。
P-85 SHARP SEQUE
モジュレーションホイールを上げるとフィルターにモジュレーションがかかってノイズになる。ホイールを上げ下げして弾いてみました。テンポがふらふらするのは下手だから。
P-86 PWM MOD BASTE
CC65を送るとポルタメントがかかる。上の録音ではおそらく使っていない。
P-87 SAW U LEAD
珍しく普通な音。鋸歯状波(saw)といっても、Slim Phattyの波形選択は連続型で、ここでは鋸歯状波の目盛りより少し下の位置になっている。ベンド、ビブラート、ポルタメントが気持ちよくかかる。さすが。
P-88 SOURPUSS
異世界の音、ってところでしょうか。上向き鋸歯状波がフィルターにかかっている。それが楽しいが、モジュレーションをかけない音も、いいかも。
P-89 PULSE BASS 2
ベース弾くのにモジュレーションかけていいのか、というのは、うーむ、どうなんでしょうね。
P-90 MOD SHARD SEQ
モジュレーションホイールを上げると最大で短3度上がる。調子を外して弾くのもいいのかもしれない。
P-91 SCALAR SYNC
低い音域に行くと豊かになるのがいいよね。これが持ち味ではないでしょうか。
P-92 BUBBLE BUTT
これも「Res Bass」なんだそうな。リードだと思った…。ベースで弾いてみると、なめらかさがある。
P-93 AGGROSYNCBASS
モジュレーションは、OSC2からOSC2、とインジケーターが点いているが、隠し機能かもしれんから、謎。ノイズが魅力ですね。
P-94 TOUCH GONG
リリースが長いパーカッション。うっとりする。モジュレーションホイールを上げるとピッチがふらふらするのがまた楽しい。
P-95 SPACE LEAD
音の名前を見て、「キャプテンウルトラ」を連想した。と言っても、放映年を見ると記憶していそうな年齢じゃないんだけど、再放送だったんだろうか。
P-96 SNAPPY SAW
ピョンピョン、なんだけど、モジュレーションをかけるとそれがそがれる気もしますな。ちょっとブラスっぽいのも、いい味です。
P-97 SIMPLE TRI
SIMPLE SAWじゃなくて、TRI(三角波)なんですね。おそらく、テンプレートとして使うことを想定した音色でしょう。こういう普通な音が、けっこう弾くのに迷ったりして…。自信ないし…。
P-98 SIMPLE SQUARE
スクエアとパルスって違うんだっけ? 50%がスクエアで、他を含むのがパルスだっけ? と考えてしまう。パネルに描かれた2つのパルスは、振幅が違うように見えるし…。
P-99 SIMPLE PULSE
波形はつまみを右に回し切った状態で、これは、パルス幅が小さい(不均等な)波形、私が呼ぶところのオーボエ音に聞こえますな。
CA CALIBRATION
100個のプリセットとは別に設けられたキャリブレーション音色。OSC1だけを発音し、モジュレーションが無効になっている。これを音作りのスタートポイントとしてもいい気がする。これも保存できるようだし。

続けて聴きたい方はこちら↓

サウンド:オリジナル+おまけ

サウンドコメント
P-00 Saw1
鋸歯状波を普通に出したもの。SPX2000のMONO DELAYをかけている(P-10まで同様)。ただ、ディレイのリターン量は音によって変えていることがある。ベースは戻してない。モノにしているのは、MP3ファイルにした時に容量を抑えられるかと思って。
P-01 Pulse1 1pole
こちらはパルス。Slim Phattyはフィルターのポール数を1、2、3、4と変えられる。ここでは1ポールにして、Moogらしさを消してみた。昔、ヤマハの人がインタビューを受けて、「Moogは4ポールですけどヤマハは2ポールですよね」と問われ「それぞれに良さがありますから」と答えていた。うん、まあそうかな、と、今となっては思える。当時は、ポール数を切り替えられるシンセなんて、なかったよなー。
P-02 Sample&Hold1
サンプル&ホールドでピッチを変調したもの。録音時は、フィルターを開けたり閉めたりして、その後にLFOのレイトを上げてみた。モジュレーションホイールを上げないと変調はかからない。
P-03 Noise1
オシレータ1を2フィートにして、そこにノイズでモジュレーションをかけてノイズにし、フィルターを開け閉めしたもの。時々雑音が混じることがあるが、この録音ではまあまあきれいなノイズになっている。
P-04 FilterOsc1
レゾナンスを一杯に上げて発振させて作ったリード。EGでベンドをかけることができ、LFOでビブラートもかけられる。ただ、ピッチベンドはできない。キーフォローの量は、フルで音階になるとは言えないようで、広い音域でピッチを正確にはめることはできないようだ。
P-05 Fanfare1
鋸歯状波にエンベロープで振ったフィルターをかけた、ブラスの基本形。演奏はなんか、コミカルになってしまった。
P-06 Strings1
オシレータ2にビブラートをかけている。Slim Phattyの場合、いくつか音を揺らす方法があるが、ここまで使ったのは普通のピッチモジュレーション。ここでは2だけにモジュレーションをかけてみた。高域でもエイリアシングノイズが出ないのが、アナログっぽくて嬉しい。
P-07 OverloadBass1
芸のないベース。ちょっとオーバーロードをかけている。モジュレーションはフィルターにかけた。
P-08 SyncMod1
「1-2 SYNC」をオンにしてみた。オシレータ2のピッチがオシレータ1で決まる、ということのようだ。その状態でオシレータ2にモジュレーションをかけてみた。これまでとは違ったモジュレーションになり、面白い。ピッチも揺れている気もするなあ。
P-09 WaveModVoice1
一般にPWM(Pulse Width Modulation)と呼ばれるもの。ただ、Phattyの場合、鋸歯状波でもかけられるので、パルス限定ということではない。これはこれで、いいかも。
P-10 FilterOsc&Nz
オシレータ発振の音は「P-04 FilterOsc1」で作ったが、今度はオシレータのWAVEをノイズで変調してノイズを混ぜてみた。ノイズで変調するところは必ずしもここでなくてもよくて、ピッチやフィルターにかけると、それはそれでまた別の味になる。フィルター発振のピッチがオシレータに引きずられるため、この音ではピッチベンドがかけられる。面白い。
P-11 Flute1
作っている時は西洋の銀のフルートを連想していたのだが、録音して聴いてみると木みたいである。弾いたフレーズが悪かったか。三角波のモジュレーションはWAVEにかけてみている。オシレータ波形は三角波、フィルターは2ポールにしてみた。Slim Phattyのフィルターが1~4ポールまで切り替えられることは前に述べた。ポール数を変えると雰囲気が変わるが、そのたびにフィルターとレゾナンスの調整をせねばならず、けっこう手間がかかる。Slim Phattyのオシレータ波形は連続可変だが、これも、探すのにけっこう手間がかかる。これ以降、P-20までは、Lexicon PCM90のリバーブをかけている。
P-12 Clarinet1
パルスでクラリネットを作るというのは昔から好きだ。パルスのリードと何が違うかというとほとんど違わないのだが、ちょっとフィルターを揺らして雑音を作る、といったところだろうか。NHKの朝の連続テレビ小説のテーマソングでクラリネットのメロディが印象的だったものを今でも覚えている。曲名やドラマの名前は忘れたが。
P-13 Oboe1
フルート、クラと来たら次はオーボエでしょう。幅の狭いパルスを使えばいいのだが、でもやっぱり、けっこう探さないといけなくて楽ではない。「ドレミーレドードレミレドレー」と吹くと雰囲気が出るが、ここではそれはしなかった。
P-14 DelayDetune
エンベロープをオシレータ2にかけ、徐々にピッチがずれてコーラスがかかり、徐々にそれが落ち着く、という音色。ディレイビブラートの代用としていいかもしれない。GATEモードは「RESET」にしている。そうしないと、揺れない状態に戻らないからである。
P-15 Spacegun
最初は太鼓を作ろうと思ったのだが、いつの間にか宇宙光線になってしまった。昔のゲームを思い起こさせるものがあって、なかなか楽しい。三角波のモジュレーションはフィルターにかけている。
P-16 SyncByEG
オシレータシンクをオンにして、エンベロープジェネレータでオシレータ2を変調したもの。シンク!って音。ホイールを上げないとエンベロープがかからないが、それはそれで面白い音がする。
P-17 Sax1
サックスの音というのはシンセには作りにくい。それでも作ってみようとしたのがこれ。ちょっとオーバーロードさせただけでうなり感が出るのが嬉しい。ここではオシレータシンクも使ってみた。弾いている曲は大学時代に組んでいた坂江務の作曲である「Eccentric Zone」のメロ1。
P-18 DualLead1
オシレータをオクターブで重ね、上のオシレータ2にビブラートをかけられるようにしたリード。曲は「Eccentric Zone」のメロ2。
P-19 UnisonBass1
高校時代にCS-40Mで作っていた音。オシレータをユニゾンしておとなしいベースにしただけのもの。8:30のBirdlandとBlack Marketは、こんな感じの音で弾いていたように思う。ソフトな音を大音響で出すのが、好きだったんです。すごいぜZawinul。
P-20 MOOG STAGE II
これはおまけ、私が作った音色ではありません。Little Phatty Editorでイニシャライズするとこの音色が入る。で、これが、いいですわ。Moogらしい。この音色弾けるだけで、買ってもいいかも。

サウンド:Kenton Pro Solo MkIIでアフタータッチビブラート

Slim Phattyは本体のみではアフタータッチでビブラートをかけられないが、Kenton Pro Solo MkIIのAUX出力をSlimPhattyのPITCH CV入力につなぐと、Pro SoloのLFOでビブラートがかけられ、その量をアフタータッチで制御できることがわかった。KentonのCV/Gate出力は使わない。通常のMIDIメッセージは直接Slim Phattyに送る方がよいからだ。こうすると、SlimPhattyのLFOを、ビブラートではないことに使える。実質、2LFOである。Pro Soloの初代でもできなくはないが、ビブラートのかかり具合を制限するパラメータがないので、実際には難しい。

サウンドコメント
SlimPhatty Saw1 with Aftertouch Vibrato
十分ななめらかさのアフタータッチビブラートである。

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©Hideo Harada 2010-2019 updated on 2019/07/09 08:51:37